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月球儀 KAGUYA
当センターでは、(株)渡辺教具製作所と協力して、JAXAの月周回探査衛星SELENE、愛称「かぐや」が収集した月面の精密な地形データを用いた月球儀を製作しました。
まず、地表の凹凸変化や向きに応じた陰影処理を行い、クレーターなどの地形を鮮明にしました。さらに高低差を明確にするため、標高値に対応したカラー化を行いました。カラー化の色は、地球から見る月のイメージにあわせ、高地は黄色や赤系に、低地はうすい青色をベースに選定しています。
次に、地形データには月面の実際の反射や色情報はまったく含まれないため、アメリカのNASAが1994年に実施したクレメンタイン衛星による月探査で収集された表面の反射(可視域)データを、明るさの情報として地形データの処理画像に加えました。
こうして、月面の詳細地形および反射情報のわかる月球儀が誕生しました。